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結果・考察

  • 1. パルボウイルスB19感染により発症したと考えられる高齢発症の大動脈炎、骨髄異形成症候群(MDS)を経験した。
  • 2. ウイルス血症の改善とともにステロイドなどの免疫抑制療法を行うことなく臨床所見、炎症所見、血管壁病変のいずれもが寛解した。MDSによる血球減少は残存した。
  • 3. 大動脈炎症例の中にはウイルス血症に起因する一群が存在し、ウイルス血症改善により自然寛解が期待でき、高安動脈炎とは区別できる大動脈炎疾患として提唱できる可能性が示唆された。